造影検査って何?CT造影検査の目的と安全性をわかりやすく解説

医療情報(診療放射線技師)

はじめに|「造影検査」と聞いて不安になる方へ

病院で
「造影検査をしましょう」
と言われて、不安になったことはありませんか?

  • 体に薬を入れて大丈夫?
  • 副作用はないの?
  • そもそも本当に必要なの?

造影検査は、より正確な診断のために行われる検査です。
この記事では、患者さんとご家族に向けて、
造影検査の基本と、今回は特にCT造影検査についてわかりやすく説明します。


造影検査とは?なぜ必要なの?

造影検査とは、造影剤と呼ばれる薬を使って体の中をよりはっきり写す検査です。

通常のCTやMRIでも体の中を見ることはできますが、
造影剤を使うことで、

  • 血管
  • 腫瘍
  • 炎症
  • 出血

などが、より分かりやすく映るようになります。

つまり造影検査は、
👉 見逃しを減らし、正確な診断につなげるための検査です。


造影剤にはどんな種類があるの?

造影剤にはいくつか種類があります。

主な造影剤の種類

  • CT検査:ヨード系造影剤
  • MRI検査:ガドリニウム系造影剤
  • 消化管検査:飲む・注入する造影剤

それぞれ使う検査や目的が異なりますが、
この記事ではCT造影検査について詳しく説明します。


CT造影検査ってどんな検査?

CT造影検査では、
ヨード系造影剤を静脈から注射して撮影を行います。

造影剤が血管を通ることで、

  • 血管の形
  • 臓器の血流
  • 病変の有無

をより詳しく調べることができます。

検査時間は短く、
撮影自体は数分で終了することがほとんどです。


検査中によくある感覚について

CT造影検査では、次のような感覚を感じることがあります。

  • 体が一時的に熱く感じる
  • のどやお腹が温かくなる
  • 尿意を感じる

これらは造影剤が体を巡ることで起こる一時的な反応で、
ほとんどの場合、すぐにおさまります。


造影剤の副作用は大丈夫?【統計を含めて】

造影剤と聞くと、副作用が心配になる方も多いと思います。

軽い副作用

  • 吐き気
  • かゆみ
  • 発疹

これらは数%程度に見られますが、
多くは一時的で、特別な治療を必要としないことがほとんどです。

重い副作用について

重篤なアレルギー反応は、
数万人に1人程度と非常にまれです。

そのため医療機関では、

  • 事前の問診
  • 過去のアレルギー確認
  • 検査中・検査後の観察

を行い、安全に配慮した体制を整えています。


なぜ造影検査をすすめられるのか

医師が造影検査をすすめる理由は、
「必要以上に検査をしたいから」ではありません。

  • 病気の有無を正確に判断する
  • 治療方針を決める
  • 早期発見につなげる

こうした目的のために、
造影検査が最も適していると判断された場合に行われます。


まとめ|不安なことは遠慮なく聞いてください

造影検査、特にCT造影検査は、
正確な診断のために大切な検査です。

不安に感じることがあれば、
医師や放射線技師に遠慮なく質問してください。

検査を受ける方が
「安心して検査に臨めること」
それが、私たち医療スタッフの大切な役割です。

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